口の中に血豆ができる原因は?


口の中に突然発生する血豆は、専門的には口腔内血腫とか血疱などと言われていますが、その原因は外因的なものと内因的なものに分類できそうです。


【外因的な要因】

物理的な刺激による損傷

口の中に突然発生する血豆のほとんどは、何らかの物理的な刺激によって発生するものです。頬の内側や舌の縁を噛んでしまったり、治療した歯の不整面の当たりであったり、熱々の飲食物による熱傷など、物理的な損傷によって口腔内に血腫が生じるものです。原因も自覚されやすく、頻繁に発生するのでなければ偶発的なものとして、特に心配する必要はないものと思われます。


【内因的な要因】

出血傾向

背景に何らかの生理的な異常による全身の出血傾向があり、毛細血管からの出血が起こりやすく、なおかつ止血しにくい状態が生じている場合です。血液の異常であれば血液凝固に主要な役割を果たす血小板の減少や機能異常肝機能の低下薬剤の副作用など、血管の異常であればビタミン類の欠乏糖尿病高LDLコレステロール血症などに起因する血管の脆弱化が考えられます。それぞれ疾患に至っている場合もあり、脳出血のリスクが高まるなど、注意の必要な状態であると言えます。出血傾向の原因については以下の項でそれぞれについて詳しく見ていきたいと思います。


薬剤の副作用による出血傾向の例:心筋梗塞平癒後に抗凝固薬を服用されている方の腕。皮下出血の原因に心当たりはないという。


先に述べたような物理的な要因に心当たりがある場合でも、一度に複数発生する場合頻回に発生する場合要注意です。出血傾向にあっては口腔内血腫の他にも、白目が赤くなる結膜下出血歯茎の出血鼻出血皮下出血(紫斑)などが生じやすい傾向があります。


口腔血腫が頻発していた時期に生じた結膜下出血。これは怖い(゚Д゚;)!



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